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幻想仮面倭伝 古墳編 エピソード1

俺は誰だ...優衣...誰なんだ...思い出せない...
男がさまよう、三千世界をその目に映す
俺は...そうだ...前にも...
男はその闇から救い出された
そして、大きな力で過去へと飛ばされた...

時を同じくして、三千世界を見るものがいた
救済者と呼ばれる彼もまた、過去へと飛ばされた...

かつて、ヒミコが納めていた村はいつの日かヤマトと名前を変え、イヨの孫の元、平和な時が流れていた
そんな時に生まれた子、後にヤマトタケルと呼ばれる子が生まれた...

どれ程眠っただろうか...ここはどこなのか...わからない...
鏡のなかで彼は呟く
鏡...モンスター.......優衣...
彼の中の、何かが繋がった...

彼はこの場所を、自らが見てきた三千世界の1つと捉えていた
だが、どこか懐かしい...
「この世界には、私の求めるなにかがある...私の救済を、受けるにふさわしいのか...見極めさせてもらおう...」
そう発する彼の目に、光は点ってなかった...

  • 神崎士郎 と 狗道供界 です
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