ある朝 黄色い陽射しに照らされて
貴方は するりと 益荒男になった
ある朝 黄色い陽射しに照らされて
貴女は するりと 手弱女になった
ある朝 皆を照らした黄色い陽射しは
私を暖めようとはしなかった
黄色い陽射しがそっぽを向いた
其処に生まれた影の中で
何者にもなれなかった私は胎児の形で
孤独を胸に減り込ませている
流した涙は羊水へ溶けて
私の肌をひりつかせた
姑獲鳥の夏、思い出しました。
歌時雨 さん
レスありがとうございます。
『姑獲鳥の夏』は
京極夏彦さんの小説でしょうか。
読みたい読みたいと思いつつ、
手を伸ばせていないのを思い出しました。