閉め切った薄緑のカーテン 一字一句なぞっていたはずの校則は ゆがんだ陽射しにさらされて 正しくそよいでしまう 好きになっちゃいけないっていうなら 好きにならなきゃいいんだよ 誰も誰を好きじゃないままで なんでもないことをしでかしてあげる そのたびにさえずる青い鳥は 何度放してもまた舞い戻ってくる 鍵をかけてしまえば 最後 もう二度と出してやれないよと告げたのに