その2文字が言えなくて、苦しかった
その2文字が言えなくて、たくさんたくさん涙した
その2文字が言えなくて、何度も自分の気持ちを押し殺した
その2文字が言えなくて、目の前が真っ暗になった
キライなんていくらでもいえるのに、その逆が言えない
なんで?なんで?と聞いたって答えなんかかえってこない
君のせいで私は、こんな思いをしてるのに
その2文字を言ったから、冷たくされた
その2文字を言ったから、私の世界が壊れて消えた
その2文字を言ったから、君の眼がナイフみたいになって…私は、
私は、暗くなった、殻を見つけた。
一人ぼっち、たまに外をのぞいてみる
君の笑顔が見える 声をかければ殻が壊れてしまいそうで
君のするどい眼から身を守る殻がはじけて消えてしまいそうで
この手をすぐに引っ込める 声に出せない叫びが
私の中にこだまする
コトバは私の中を 回り続ける、走り続ける、
この声たちが解放される日は来るのかな
そんな私の日常