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徒然即興詩。

ひとことか、ふたこと。

待ちきれないことばのかたちを、ぼくはまだ知らないまま
きみに届くべき思いのかけらさえ、拾えないまま
ぐるぐる椅子を回して、くらくら目を回して、ふらふら生きている。

日が暮れて、窓を開いて、口を閉じて、瞼 瞬いて。
齧られた林檎、傷ついたガラス、この目には見えない世界、
鍵束の揺れる音で目を覚ましたら、おやすみ。

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