もう一回と笑った、あなた
私の言葉飲み干して
何十回もとせがんだ、だって
どうせ忘れてしまうんだ
もうなくなったと気づいた、目線
とうに結べなくなって
さよならの境界線で、ずっと
立ち尽くしたまま、ひもすがら
素直に咲いた花はかわいいな
澄みきった青空はきれいだ
宙返り、星をいくつまたいで
誰かさんのこと置いてけぼりにして
そうやって夜を越えるんだ
そうやって夜を越えなくちゃ
あなたがまたおずおず顔を出すの
宙返り、星をいくつ拾って
誰かさんの涙をぬぐっても
夜は長くとめどないんだ
針千本と約束した、いつか
ゆうにこぼれ落ちていく