或る日、彼の雨の朝 貴方は灯りを手に提げて 月明かりに包まれて 日の当たる場所へ歩き出した 私は貴方の足跡を 追い駆け乍ら思いました 貴方の背中の月を見て 貴方の瞳の色を見て 貴方のことを想いました 彼の日のことを思い出した