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昨日の夢みたいな

気がつくとそこは白かった。
見渡す限り白かった。
天井も壁も地面も無くて、
ただ果てしなく白かった。
手を伸ばすと指先から、
輪郭が曖昧になっていた。
柔らかくて心地よくて、
温かい涙が頬をつたった。

そうして僕は「白」に溶けた。

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