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邂逅

ときめいている 心臓の音
可聴域を超えた空中散歩と
僕の手を引いたあなたを忘れられないでいます

吐き出す思いから溶け出した輪郭が
あなたの心臓に運び込まれる瞬間を夢に見ていました
掬い上げたてのひらから零れ落ちた言葉こそ美しいんだって
それはきっとあなたに逢うための言葉だったのです

世紀末を背負って歩いた僕らの世界で
本当はずっと好きでしたって
いまなら伝えられたでしょうか

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