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幻想仮面倭伝 古墳編 エピソード6

木の影に一人、優越感に浸る男が、
「もうすぐだ...もうすぐ...!」
そしてだんだん、それは人を寄せ付けぬ狂気の笑みへと変わっていた...

「こいつら一体、何体いるんだよ!」
タケルはもうじき、50を超えるトルーパーを倒していた
「ん?お前が、ボスか?」
今までとは違う鎧...もとい、ブラッドキウイアームズを纏ったトルーパー
そして...
「あなたも、鏡の祝福を得たか...」
どこかで聞き覚えのある声がした
「どこだ...どこにいる...」
「まずは、試練を乗り越えていただこう...」
再び、トルーパーが10体ばかしと、キウイアームズを纏ったトルーパーが襲いかかった...

王蛇はモンスターとの契約により、蛇の特性を得ていた
そして、その感覚が何かを捉えた...

SWING VENT
「はぁはぁ...これで全部か...?」
誰かが歩いてくる
「すばらしいセンスだ...あなたも、私の救済に加わる気は無いか?」
「誰だ...?そしてなんだよ、救済って...」
男は恍惚とした表情で続ける
「私は神へと至る...私ならば、彼のように愚かではない...彼は、ヘルヘイムを払い除け、人類の進化の道を閉ざした...だが私は...私ならば、人類を見捨てたりはしない...」
「まて、ヘルヘイムって何だ...?払い除けたって...」
「ヘルヘイム...それは、進化の祝福だ。彼は...あの鏡の中の男は、それをみすみす遠ざけた...彼の罪は重い!だが、彼に選ばれたのなら、まだいくらでも手はある...」
「進化?神?お前は...一体...」
「過去の私ならば、なし得なかっただろう...だが、ここにはいいものがある」
彼が取り出したのは、妖艶な輝きを放つ不思議な珠だった
「彼は私の理解者だ」
タケルが2人に分裂する...
「黒...龍...」
タケルがそう呟いた時には、珠と分身のタケルは融合を完了していた...

  • ひっさびさに書いた...
  • イマジネーションが足りなくなってきた...
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