眠たげな君が好きだった
重そうな瞼を薄く開けて
突っ伏した腕の隙間から
壁掛け時計を眺めている
気だるげな君も好きだった
端正な容貌に頬杖が映えた
細長い指でペンを回してる
君はまさに天才ってやつで
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優しい君はよく誰かをからかう
なぜなら本当に天才だったから
誰も考えないような話を考えて
ちょっと得意気にからかってた
そんな君は数学が本当に大好きで
さらさらと答案を書いていく音が
凄く心地よかったのを覚えてるよ
鮮やかにシャーペンが舞ってたね
そして君はやっぱり優しかったんだ
からかうふりして本当は他人思いで
斬新なその感覚で誰かを笑顔にして
世界の幸福度を上げてる要因みたい
そんな君がずっとずっと大好きだった
そんな君は6月生まれのクラスメート
いつか別れは来るだろうけどそれまで
それまで仲良くしていてくれますか?