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やりはどこまでも遠く

自分の過去を書きました。

チャレンジすることを恐れていた自分。
自信のなさが滲み出てしまう。
そんな自分が嫌で、変わろうと必死だった頃の話である。

中学生になって、初めて陸上競技を手に取った。
初めて挑戦したのは、高跳び。
でも、記録が伸びなくて悩んだ。
その時、助けてくれたのは恩師である、他の部活の顧問の先生。
定期テストの前に、勉強を教えてもらっていた時、ふとこんな話をしたことがある。
自分:「最近、記録が全然伸びないんだよね。」
先生:「そうか。じゃぁ、混成競技ってのをやってみるのはどうだ?」
そう勧められたけど、できる自信がなかったし、なによりも挑戦することが怖かった。
自分:「でも、できる自信ないよ。」
先生:「それは、逃げてるだけじゃないのか?お前は、スポーツが特技でなんでもできるのに、挑戦することを諦めてたら、なにも始まらないだろ?俺は、お前が諦めるやつだとは思ってないぞ。挑戦してみろよ。俺は、なにがあってもお前を応援するぞ。」
そう言ってもらった時、挑戦するのが怖くて、1歩前に進めないことが悔しくて涙を流した。
自分:「諦める=なにも始まらないってことはわかってる。だけど、挑戦するのが怖い。」
涙ながらにそう訴えた。
先生:「そうだよな。挑戦は未知だから、怖いのはわかる。だけど、やってみなくちゃわからないだろ?お前、この言葉忘れたのか?
お前の大好きな言葉だろ?
"最終的にはやってみなくちゃわかない"だろ?」
自分:「うん。頑張ってみる。」
そんな会話の後の大会には、4種競技にエントリーした。
でも、いい結果は残せなかった。

志望校に無事合格後、中学卒業。
高校はもちろん、陸上部。
先生に勧められて、やり投げに挑戦。
あのとき先生が言ってくれた言葉のおかげで、今は挑戦することを恐れてはいない。

だから今、全力でやり投げをやっている。

高校最初の試合で勝ち残り、県大会出場。
県大会で敗退だった。
でも、自己新記録を出した。

まだまだやりは遠くへ飛び続ける。

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