「猫、好きなの?」 「うん、だーい好き‼︎だって可愛いじゃん?」 そう言って彼女は、猫を頭にのせる。 「それに被るものだしね」 「なにが?」 「ん?あぁ、猫がだよ」 彼女はそれでも、笑顔を崩そうとはしなかった。