色が飛ぶ
記憶が飛んで 消えていく
夏の陽の濃厚な香りが
アスファルトを漂白して漂っていた
じわりと薄く汗は滲んで
強烈なエネルギーを感じて
頭が沸騰しそうになったから
意識を微かに飛ばしつつ
夏鳥のような君を思い出していた
reflect reflect 記憶も何もかも
reflect reflect 白昼夢に襲われる
夏鳥のような君は
季節限定で現れる
名前を失くしたREFLECTORが
君の笑顔すら奪っていった 真夏に
あぁ
眩みそう
真夏に陽光 全反射
fly fly 全てが飛んでいく