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ソルティ・フラペチーノ

潮風に 君の気配を感じて
振り返ると雨に打たれながら 君は笑った
ひとりで歩いてたんだけどな

半分だけ浮いた潜水艦と
黒い船体は 君の白さを引き立てた
潮の香りと混ざりあう 君の残り香
気づけば幻とすら思える一瞬

いかにもって感じの洒落たドリンクを片手に
君は潮風に目を閉じた 身を委ねるみたいに
ドリンクがしょっぱくなるよ
と言えば
塩気が合うんだ
とすかさず返ってくる

飛び込んで
さぁ飛び込んで
潮を撒き散らして 君のホイップに
あぁもう
ぷかりと浮かぶ泡になりたい
憂鬱に漂う 泡になりたい

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