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無題

枯れた心の潤し方を
私はいつまでも会得出来ずに
攫って下さる掬い手を

ただ ぼんやりと 待っている

からころと鳴る罅割れた それを
柔らかな掌が そっと持ち上げて
透明な泉に浸してくれるのを

ただ ぼんやりと 待っている

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