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文月 時々に 梅雨の記憶

溺れていく 溺れていく
あぁ心が 痛い 痛い 痛い
忘れてしまったキノウノセカイ
あのタイトルは 何だったっけな
思考の奔流に呑まれて
活字に溺れていく
病的な無我でぱらぱらり
思考と精神がばらばらり
あぁ やっぱり 心が 痛い 痛い 痛い
記憶を塗り潰して
思考を染め上げて
もう忘れられない
知識の濁流
意図が蜘蛛の巣のように
絡めとられてく自我
さぁあと一頁一頁
戻れはしないよ
一歩前進して
手を上げて
手にしたものは
小さな鍵
開けば自我は塗り替えられる
不変な自我は存在せずに
君は刻一刻と変化してしまう
進化か退化か
それはさておき……

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