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無題

分厚い硝子の内側で
茹だるような陽射しを眺めてる

分厚い硝子の内側で
凍えるような手足を持て余してる

手を握って欲しいの
いつだってお日様を宿した
貴方の大きな掌で
粟立つ肌を宥めて欲しいの

手を握って欲しいの
私の指が腐り落ちる前に
貴方の大きな掌で
張り詰めた氷を溶かして欲しいの

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