0

悲喜劇

指さした星の名前
繋いで ほら見て
結んだ黒髪の揺れる夏

秘密基地は雨風にさらされて
古ぼけたプールはもう無くて
日焼けのあとを いまさら
うらやましいとつぶやいてみたり

廻り流れる季節は
また風にのって
舞台はまわる

止められない力で
まわってゆく

そんな悲喜劇の一部が
きっとぼくらだ
そんな悲喜劇が思い出になって
そしていつか 永遠になる

レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。