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どうか夢から冷めないで。

ああいやだ。
世界が無機質の、立体なら良いのに。
目をあけて、目をつむって、ここでキスして
キスしたらどこにいこうか?
君の、好きなところ。
ああそしたら、夢みたいだね。手なんかつないでさ。
カッコつけたって、嫌だよ。カッコいいばかりじゃ、どうにもならないんだから。だってそうでしょうお金とか、アタマだって、すげ替えるわけにはいかないよ。バカな君と私なら、きっとそれを望むけれど、カッコだけじゃ、ねえ。
世界がずっと夜なら、僕らだって眠ったままで、ずっと愛し合っていられるのにね。天の川みたいに、長いことの堪えがたさに、慣れてしまうかも知れないのに、僕はもう目覚めたくないね。
そしたらきっと。
人生がある晴れた日の、突然のにわか雨なら良いのに。
息をして、息を止めて、ひとあし跳びで恋をして
恋をしたら何をしようか?
浅い水溜まりに突っ込んだみたいに、きっとびしょ濡れになるから
そしたら、それが恋でしょう、なんて言って
世界が二人で出来ているなんて錯覚をして、可笑しくなって笑うの。

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