あんなに身を焦がしたのに
私は もう別の恋を詠える
それは貴方も きっと同じね
茶色の千鳥 緑の嘴に眼鏡を銜えて
遠く海を突き進んだ あの日から
魔法はするりと溶けてしまった
それが無ければ何にも出来ないような
そんな気持ちでいたけれど
茶色の千鳥 緑の嘴に眼鏡を銜えて
遠く海を突き進んだ あの日でも
私は真っ直ぐ家路へ着いて
お風呂を洗ってご飯を作って
布団を敷いて眠りに就いた
あんなに身を焦がしたのに
私は 涙の一つも零さなかった
それは貴方も きっと同じね