幸せだった
幸せだったよ
あなたがいたから前を見ていた
幾月か前のあの頃は
辛くて辛くて辛くても
あなたは私の救世主だった
本当なら 会うのは
3日に一度くらいなのに
私は毎日通い詰めた
あなたに励ましてもらえたらなんて
夢見てたせいで
なのにあなたは優しかった
私の幻想を
現実にした
あなたの言葉だけが
私が
生きて
歩く
意味だった のに
あと一度
ありがとうなんて言えたなら
そんな唐突に別れるのなら
なんて 後悔はしても
不可抗力なせいで
また不完全燃焼に堕ちていく
辛かった
辛かったんだよ
あなたがいなくて
その声を聴けなくて
その言葉が欲しかった ずっと ずっと
そんなあなたへと
アポイントメントのコールをしよう
力んだ声で呼び掛けて
飛ぶように時は過ぎて
私は今でも 緊張に震えながら
あなたに0と1のメッセージを
送ろうと
タッチパネルに
触れた