この胸巣食う淋しさは
何を食べて消すのじゃろ
幸せ運んだ果実のどれも
今では咽喉を締め付ける
この胸巣食う淋しさは
何を掴んで消すのじゃろ
柔らかかったあの人の掌
今では亡いと知っている
この胸巣食う淋しさを
どうして消そうとするのじゃろ
腹を据えて抱き込めば
それは案外身に馴染む
この胸巣食う寂しさへの
屈服隠して微笑む私は
一体何を捨てたじゃろ
日々淋しさに胸を巣食われている身なので、そうだなぁ、という気持ちで読ませていただきました。
淋しさはなかなか消せませんし抗えないものですね。けれども胸に留めたまま平静でもいられず何か被ったり捨てたりしてしまうように思います。
はんなりボンバー さん
レスありがとうございます。
共感いただいて嬉しいです。
淋しさに対しては
只管切り捨てたいと藻がく時期と
一生抱えて過ごす覚悟を決めようとする時期とが
交互にやってきます。
けれど 何方も
それなりに淋しいままなのですよね。