花火を見ながら、 「先輩、来年、遠くに進学しちゃうんですよね。」 悲しそうにいう浴衣姿の彼女。 「ああ。」 「先輩、冷たいんですね。こういう時くらい…」 僕から黙って手を繋ぐ。 「先輩…」 「帰ってくるよ、必ず。」 そして唇をまた重ねる。 (結局ラストは唇を重ねたいのか…)