山の奥のずつと奧 湖が見晴らせる場所で 君とパン屋を始めよう お客さまは熊やりす 熊ははちみつりすはどんぐりを置いていく ぼくはそれでパンをつくる 花火もない ゲームもない ただ君とふたりきり そんな夢をみてゐる 湿つぽい布団の中で 雨音をききながら