「あいねず」は江戸時代の色の名前で、漢字では「藍鼠」と書きます。
名前の通り、藍色と灰色が混ざり合ったような色です。
この名前にした理由は、語感が良かったこともあるのですが、
藍色と灰色の両方にある、「和」らしく、決して派手ではない上品な美しさ同士が混ざってしまった、ぼんやりとしてどこかはっきりとしない感じが、
そこから見え隠れする、真の「美しさ」が好きだったのでつけました。
ひらがなにした理由は、読み間違いを防ぐためなのですが、ひらがなだともっと和っぽさが出るから、ということにしておきます。