「海へ行こう」 と君が言うので、僕はとりたての免許とハンドルを握りしめて ドライブに繰り出した。 助手席には君。ちょっと夢みたい。 新しいというワンピースをひらひら。 砂浜で汚れてしまうと心配したら、 良いの。だって。 これで海に立つわたし きっとすきになれるの。だって。 照り照りが車内に差し込んで、 うみうみに近づいていく。