それはまるで白砂のように 指の隙間から落ちていく きみの紡いだ夢はぼくには眩しすぎて 潮風にあずけてしまったあの日 きみを置いて世界はまわる 青の境界から太陽がのぼる そんな代わり映えのない朝を きみとふたりで見たかった 間違ったみたいに口づけて 虚夢のように抱きしめて いつかどちらかがいなくなったとき 傷がきちんと痛むように 遥か底まで透き通るこの海を ぼくはずっと知っていたんだ 次はきっと胸張って愛すよ 誰もが羨む恋をしよう