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さよならは桜の季節なんか無視して。

これで本当に、制服を着る機会がなくなりました。
我先に秋を見つけんとするこんな日が、さよならの日。
纏っているのも忘れそうなほどの薄い布だけを纏って、その布は決して中身の私を守ってはくれないけれどそうするしかないのだわ。
季節に染め上げてもらいましょう。深まる秋と、閉ざされた冬に。あなたたちだけは手放さないもの。

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