「大おばば!?」
急にかけられた声に、藤は振り向く。
「凛、どうした。」
小さなその子の目には、涙が溜まっている。
「ひどいよ!朔兄と蒼兄を連れてきてって言ったじゃん!」
そう言って、藤に抱きつき泣く凛。
藤は微笑む。その笑みは、本当の母親であるかのように、慈愛に満ちていた。
藤は、自分の着物に顔を埋めて泣く子供の頭を撫でると、
「分かるかィ?だから子供の前には姿を現す、
…こんなにも愛おしいものをアタシは知らないね。」
先程の答えの続きだ。
そして、今度は凛に。
「すまなかったねェ。」
凛は、
「じゃあ、もう兄ちゃんたちをつれてってもいい?」
と問う。
朔と蒼は、藤に返答を求めた。
特にお伝えしようと思うこともないまま、癖で追伸へとのせてしまいました。
そういえば、凛いたな…なんて、打ちながら思っていたことについては触れないでおきましょう。ごめんね、凛。
確かに藤姐さん、約束をほっぽっていましたね。そして、覚えていますか?藤姐はまだ20歳だということを。私が一番忘れているような気が…。この溢れ出る母性はどこからくるのでしょうか。
鬼ノ業、全て読ませてもらいました。私こういう和っぽいもの大好きなんです。あと自分と同じ名前の者も出てきてとても嬉しいです。続き楽しみにしてます。
朔さん≫
はじめまして。読んでいただき、ありがとうございます。
私も、初めてあなたのお名前を見たとき、同じ名前だと感動してしまいました(笑)
望月、というのも、個人的に好きな名字でもあり、素敵なお名前だなあと思っておりました。
是非、完結まで読んでみてくださいね。
16歳のピーターパンさん
私の書き込みにもレスを下さりありがとうございます。素敵な名前だなんて褒めて頂き嬉しいです。完結まで楽しみにしてます。あ、鬼ノ業完結しちゃっても次の作品きっちり読ませて頂きますから(^^)b