真っ白が似合うきみだった 白い服、白い布団、白い部屋と やわくて薄いきみの肌 命を燃やすかのような熱 確かに生きているその証を 鎮めるのは、やっぱり嫌だよ 耳は最後まで機能すると聞いた ぼくの最期の言葉は きみに届いただろうか 二度とともることのないその炎を 手のなかで静かに冷えるその体温を きっとぼくは生涯 忘れないだろう