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思い返すはいつも君 第2話

・・・長い長い学校が終わった。
私は荷物をまとめて真っ先に家へ向かった。
家に向かうとはいえ、まずは電車に乗るために駅へ向かい、電車に乗って家に着く。

駅で待っている時。私が持っていたスマホが振動した。

見れば私の友達からLINEが届いている。

「星羅、今から会えない?」

ーー私の中学時代の同級生、池乃有彩(いけのありさ)からだ。

「うん、別に会ってもいいけどどこで?」
「んーじゃあ○○駅で。」
「OKりょーかい。」

こんなやりとりをしてLINEを閉じた。

私はふと思った。

・・・いつも有彩とは、大晟のことばっかり話してたっけ。私がずっと大晟に片思いしてるってこと、有彩を含めてほんの数人にしか言わなかったもんな・・・

結局いつも、考えていること全てを大晟に関連付けてしまう私なのであった。

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