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汚い声

今日友達が過呼吸になりました。
色んな問題が彼女の中で積み重なって、爆発しそうって時に、先生が引き金を引いてしまった。

崩れ落ちる体を支える。
全体重を感じながら肩をさする。
「大丈夫、落ち着いて」
そう言って名前を呼ぶ。
ビニール袋を口に当てる。
保健室の先生が駆けつけてくれる。
「鼻から吸って、口からはいて」
「そうそう、上手、上手」
ゆっくりと落ち着いていった。

心配そうに覗き込む生徒。
見守ることしかできない先生。
落ち着いた頃に駆け付けるその子の親友。

みんなみんな、愚民だと思った。
人を助けている自分が、誇らしかった。

"あなたたたとは違う"
そんな私の汚い声。

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