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無題

冴えた銀糸に晒されて
凍える貴女の まあるい ほっぺた
僕が温めてあげたいと思うのは
いけないことかしら

褪せた箱庭に へたり込み
翳る貴女の まあるい ほっぺた
僕が照らしてあげたいと思うのは
いけないことかしら

今だけは その首輪を外して
僕へ身を委ねて

みんな みんな 悪いのは僕
だから被害者の お面の下で
どうぞ安寧を貪って

僕の腕の中では 薔薇色であってほしい
柔らかな貴女の まあるい ほっぺた

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