School of lock11周年本当におめでとうございます。僕がこの学校に登校し始めてから2年ほど経ちましたが、つくづく思うのは本当に分け隔てなく、誰もが生徒であるということ。中学や高校に入ると成績だったり、見た目だったり、男女だったり、文系理系だったりと、いろんな場面で同じ学校の生徒なのに分けられてしまいますよね。それがあるせいで、友達との間に歪みが生まれることもあるし、ぎくしゃくすることもある。気まずい空気になったり、なんとなく他人の嫌なところを見たり、自分の不甲斐なさに気づくこともありますよね。
でもこの学校は分けられることはないです。ましてやクラスさえありません。ラジオのチューニングを合わせ、10時から聴けば、それだけで生徒なんです。そこに成績や見た目や年齢、男女、理系文系は関係ありません。顔も見えないし、学校も分かりません。校長、教頭が言ってたように、来たい人が、来たい時に居場所を求めて来る学校がここ、School of lockです。流れているのは音楽。そして、その音楽も年齢、性別、人種を問わずして楽しむことのできるものです。
縛られたり、仕分けられたり、勝手に決められ枠の中に入っている1日の最後に、少しだけそこを抜け出して、1人でラジオを聴く。1人で聴いているけど、孤独ではない。電波違う生徒の元へも届いていて、東京FMをキーステーションにみんなが繋がれるんです。こんな素晴らしい学校はありません。今ではかけがえのない僕の居場所の1つです。本当にありがとう。ボクはまだ少し、ここで未来の鍵を探させてもらいます。