教室から見える風車は 大した電力を作る訳でもなく からからまわる 窓から入る風は、わたしの髪の毛をするりと抜けてゆく カンブリア紀からやってきた風を 私の光に透けた髪の毛でつかまえる。ああ、なんて眠くなる話だろう