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1人じゃないと気付いた日

私の部活では毎年合唱コンクールに出場しているのですが、自由曲、課題曲どちらもステージに立てるのは定員35人。
そのために練習していた春。
今年はちょうど35人だった。
でも、途中入部員が入って来て、オーディションをすることに。
私はその時声帯が傷付いてしまって思った通り声が出なかった。
そして、私が1人落ちた。
辛かった。
誰よりも歌が好きなのに。
こんなに練習したのに。
情けなくて、ただただ悔しくて、悲しくて。
何で私が?って毎日毎日考えてた。

でも親友が、メールをくれた。
そのメールには、
「何にもしてあげられなくてごめんね。
頑張ってたの、ずーっと見てたよ。
何にも辛さが分からない私なんかがごめんなさい。
でも、何でもいいから話してほしい。
愚痴でも悩みでも、何でもいいよ。
そんなにみんなの前で無理して笑わないでよ。
こっちまで泣きそうになるじゃんw
泣いていいよ。」
って書いてあった。

涙が止まりませんでした。
この時、あぁ、私は1人じゃないんだ、見ててくれたんだ、泣いていいんだ、って思えて。
こんな親友に出会えた私は本当に幸せです。

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