私は、熊本出身です。去年の春、京都に進学しました。
地震があったあの日のことを思い出してみました。
あの日、地震が起きたことを知ったのは、Twitterでした。
地震速報とかもなくて、誤報だと思っていました。でも、しばらくたって、地震のニュースが入ってきて、頭が真っ白でした。
私の実家は、海のすぐ近くにあり、津波が来たら危険なところです。
家族のことが心配で、電話をしましたがつながらず、やっと連絡が取れたのが、母とのLINEでした。
また、益城町に高校の同級生がいて、とても心配でした。
その日の夜は、よく眠れず、友達に電話をしてやり過ごしていました。
次の日の大学は、授業が頭に入らなかった気がします。
本震が起きた日、夜中に父から何度も電話が入っていました。留守電には、家族みんな避難して無事だと残っていて安心しました。
それから4ヶ月たち、8月に熊本に帰ったとき、震度5弱の余震に遭いました。死ぬかと思うほど怖かったです。
しかし、私以外の家族は地震になれていて、すごいというより慣れって怖いと感じました。
いまでも、熊本では地震に関するニュースが多いです。
しかし、京都に帰ってきてみると、あまり報道されてなくて、知る方法がありません。
たくさんの人に今の熊本を知ってもらいたいです。
あの日、折れそうな私の心を支えてくれた大切な人たちに感謝してます。