2016年4月14日、16日。
あの日の事は忘れない。
あれから半年、めまぐるしい日々でした。
前震を一人暮らしの家で経験し、「あぁ、もうダメだ。死ぬかも……」と覚悟しました。
押しつぶされるんじゃないかと思う、部屋の閉塞感。
避難所で過ごした夜。
泣いてた子供たち。
15日の夜、怖くて友達の家にお邪魔してて、そこでSOLの掲示板に投稿してた。
まだ、本震が来るとは思ってない時。
16日の朝方、本震が来て、前震とは比べ物にならないくらいで。
また、避難所へ向かった。
市内から少し離れた友達の実家にそれから1週間お世話になった。
自分の実家は震源地に近いこともあり帰れなくて。
家族と離れていることが、これほど不安になることもないと思った。
友達の実家から、自分の一人暮らしの家に帰った時、自分の家を失った。
1週間ぶりの家は水道管が破裂したことで、水浸しだった。
思い出の品がなくなった。
それから、新しい家を探し回った。
あのめまぐるしい日々、忘れることができません。
今日から、祖父母の家の取り壊しが始まりました。
まだまだ、残された傷跡。
揺れとともに思い出します。
ニュースに取り上げられなくなった今、
少しでも、頭の片隅にでもあの日の出来事が皆の中にあるといいな。