0

今宵即興詩。

灼けたような鼻から
味のない息を吸う。
秋はやがて冬になる。

電灯を淡く灯して眠る
胸元に寄せた掛け布団
積み上げた文庫本が傾いて
長い夜が更けるまで。

レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。