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無題

剥き出しの二の腕へ
ひたりと迫る冷気の中に
例えば走る古傷のところから
溶け出してしまえればいい

仄暗い虚空を見詰めて
そんなことを考えていたら
本当に凍った様な身体が
端から生を放棄して

たった今
貴方が此処へと乗り込んで
あの怒声を響かせて
そうして私を叱ってくれなければ

私、もう一時だって 耐え切れそうにないの

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