暇だったらそこにいた。そこには必ず友達がいた。いつもの3人そのうちの自分。引っ越してからは暇だった。何か物足りない毎日その家の前には今までの景色はなく、道路を越えてもあのコンビニはなく、学校の近くにもあの公園はなかった。引っ越してから1年半、一緒に過ごす友達は出来たでも物足りない、そこには今までの楽しさは無く、あの公園があの友達があの友達の声があの景色はそこには無く、あの景色を今ではよく夢に見るでも終わる。目が覚めればあの街の景色はそこには無い。あの街がなつかしいあの街に戻りたいあの街は心地いいあの街を思うと心地いい、あの街の本屋もスーパーも家も川も木々もあの街の全ての場所は心地いい。
この街であの街のかけらを探している。でもこの街にあの街のかけらはきっと無いだろう。