いつの間にか冷たくなった雨は 頬をひりひりとさせる風を連れて 明日もあの子が住む街へ繰り出すらしい 新調した赤い傘は 初めての雨音を楽しんでいて 誰かの唄を聴きながら 時計の針が止まればなんて 0.1秒だけ思った