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今更、青春なんて決めつけるなよ

ゲンコツが宙を舞うようなそんな光景を想像してた。僕らがいつでも叫んでいるなんて、思ってくれるな。僕らがいつでも汗をかいてベソはんでいるなんて、見間違うなよ。小さなインデントが暗い暗い心の淵をゾッとするようなテンションで表すことだって、なきにしもあらず、気にせず続けた次のワンフレーズが馬鹿デカくラウドに表現されるようなそんな毎日を地で行くのさ。カッコつけ、何て言われたってかっこいいんだからしょうがないよ、しょうがないだろ?しょうがないことにしてくれよ、それが全てだ。春の空のような水色のカーテンを、もてあそんで、引き千切るんだ。そんでさ、ズタボロになった明日とか、10年後の未来とか、一片の価値もないようなことに頭を巡らして、しょうもねえなって笑うんだ、ついでにたまに泣いたりするんだ。僕らの笑い声とか、泣き声とかは、そんな吐き出されたどうでもいいような世界のはしっこの、ちょっと色褪せて色づいた景色のつれなさのため。けれどもすごく大切な誰かのため。何気なく吐き出した吐息が虹になって飛んでいくような、まるで幾何学のようなそんな日常を、今更、青春なんて決めつけるなよ。

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