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正多面体

ここにいるよと
言えたもんじゃないけれど
土砂降りの雨にまた君の世界

音のない
冷たい月夜に
氷柱がぽつり
何度も身を裂くような気がした

暖かな橙の灯の裏側に
金切り声が隠れてゐたのだ

ばらばらと意味もなく言を羅列している
ここに私は息をしている

存在を失くして笑ったあの頃に
戻れようもないほど泣きそう
変形していた自分の姿が
恐ろしかったと
言う恐ろしさ

遠くに放ったラブレター
渡す気も失せてふと思う
今の私は好みでしょうか?
昔の私は好みでしょうか?

嘘つきが全ての真相
それが全てで
それすらも嘘
パラドックスというやつかいね?

君の世界
私の正解
深く澱みを掻き混ぜた

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