一人の発した言葉で、誰かが傷を負う。 されど、一人が封じた言葉で、その人は傷を負う。 それならば人は、どうすればよいのだろう。 封ずるも放つも、その人次第。 許容する心は、そうそう持ち合わせちゃいない。 親友だって、信用ならないときもある。 そうしてまた、小さな傷を負う。 やがて次第に大きくなって、いつまでも醜い傷跡が残る。 ただ一つ言えるのは、 諦めを、当たり前にしてはならないということだ。