中学生の頃、友達がいじめられていました。優しいその子は、教室で殆ど声を発することができませんでした。周りは彼女を嗤いました。陰で暴力を振るいました。
そんな彼女が唯一声を出せたのが、部活の時間です。「美術部はオタクの集まり」「スクールカーストの最下位」。そんな目で見られても、わたしは構いませんでした。彼女が他の部員と普通に話して笑ってくれる時間が好きでした。
彼女と同じクラスだった時、わたしはクラスメイトに立ち向かいました。
でも周りはわたしを無視しました。わたしの言葉なんか聞こえないみたいに。
普段は普通に話しかけるくせに、その時ばかりは黙って、遠巻きに見るだけでした。むしろ向こうが言い返してくれればよかったのに。
「こんな行動に意味はない」
そう、気付いてしまいました。担任も最初から他人任せ。次第にわたしも声を発する自信がなくなっていきました。あるクラスメイトはわたしのことを「可哀想な子」と言いました。…彼女は生徒会役員でした。
……じゃあどうして助けてくれなかったの?
今でもあの子を支えきれなかったことが悔やまれます。あと少し自分に勇気があったら、あと少し踏ん張れてたら…。ごめんね、途中で手を離したりなんかして。友達失格だ。罪悪感と後悔は消えないままです。でも、たった一人でよかったんです。たった一人、味方をしてくれる人が欲しかった。それは高望みだったんでしょうか。
私の言葉は、誰の心にも届きませんでしたか?
今もしもいじめがあって、それを止めようと思う誰かが近くにいるのなら。
絶対に見捨てないであげてください。一人の勇気をなかったことにしないでください。いじめの連鎖を断ち切ってください。そのたった一人の味方を待っている人がきっといます。そしてできることなら、君がいじめを止める最初の一人になってください。
わたしの経験なんてよくあることかもしれない。でも今もずっと苦しいままです。
長々失礼しました。
最後の部分が凄く響きました。
見つけたら、助ける勇気を持つことが大事ですよね。
僕もえかきゅーさんと似たような事が中学の頃にありました、今でもその人の手を離してしまった事を悔やんでいます。
その人は僕を頼ってくれたのに僕は裏切った、もしもあの頃に戻れるなら戻りたい。
私も似たような経験があります。
小学校からずっと同じクラスで、一緒に習い事にも行っていた親友でした。でも中2になった時、暴力まではいきませんでしたが、その子がイジメにあったんです。私はえかきゅーさんのようにはできませんでした。助けてあげられませんでした。そのまま、その子は転校してしまいましたが、新しい学校ではうまくやっているそうです。それでも、私がその子を救えなかったことに変わりはない。『友達失格』まさにその通りですよね。
でも、そんな事が二度とないようにするために私の学校では生徒会で「イジメ・いやがらせ」を無くす取り組みを行いました!私は生徒会役員だったので、全校の様子を見ていたのですが、今では確実に減ってきています。何事もやって見ないとわからないですよね。この取り組みをやって良かったです。
これから先、イジメにあっている人がいたら、えかきゅーさんのように声をかけてあげたいと思います。そして絶対にその人を見捨てないで、助けてあげたいです!!
なんだか上からになってしまいすいません。長文、失礼しました!
そうだね。
私は あの苦しい日々で 誰か1人でもいいから あのいじめの連鎖を
断ち切ってくれる人がいたらよかったなって 思う。
いまだに いじめられていた時の事 夢に見るよ。
誰かを守る一歩は 確かに怖い、
でも、誰かを守るために 踏み出した一歩は 確実に 明日につながっていくものになるはず。