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わたしの人間開花

曲と曲が間髪入れずに流れてきて、こちらに迫ってくるようなアルバムだと感じました。特に『Lights go out』から『光』のスッと入ってくる感じ、世界が開けていくような印象を受けました。

突き放したり、必死に何かを探していたり、夢見たことがなかなか現実にならなかったり、人間らしくなれなかったり、それでも光へと向かおうとする、あまりにも「人間」で、あまりにも人間臭いアルバムです。

わたしの半径5mの世界がそこにはあって、それをRAD先生が魔法をかけてキラキラにした。そんな曲ばかりで、「人間ってなんか、いいな」、これがアルバムを一通り聴き終わった感想です。

わたしは高校受験のとき楽をしてしまって、「どうせダメだ」と志望校を下げて、自分の限界を自分で設定してしまいました。「こんなもんかな」という言葉がわたしの中にいつもあって、それがわたしを守ってきました。

《どうせ消えてく僕らなんだ 大事に抱えたところでいつか ならば使い切ってやんだ》。ハッとしました。わたしは自分を大事にし過ぎて、守りすぎていた。使い切ってやんなきゃ可哀想だって、気づかされました。サビはすべて「どうせ」とネガティブな言葉始まる『ヒトボシ』。でも確かに前を向いていて、ひたすら走っている。

わたしは3日後、大学の推薦入試を受けます。倍率は高いし、面接は苦手だし、正直不安しかありません。まだ、「どうせ自分なんて」と思ってしまいます。でも『ヒトボシ』を聴いて、RAD先生に勇気をもらいました。わたしは小さくて消えゆく存在です。でもだからこそ、自分を使い切ってやろうと思えるようになりました。中学生のときのわたしが今も自分を押さえつけようとしていて、でも《それだけじゃ僕らの 未来は照らせやしないから》。わたしは3日後、思い切りわたしを開花させたい。頑丈な鎖を千切って、間違えても擦りむいたとしても、わたしなりに花を開かせてみようと思います。

『人間開花』は、『ヒトボシ』は、わたしの宝物になりました。RAD先生はわたしという種に、光をくれました。わたしの開花は、すぐそこです。

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  • 遅くなりましたが、無事入試終わりました。
    大学に向かう車の中ずっとRAD先生を聴いて、自分を奮い立たせていました。
    面接は緊張しましたが、哲学というわたしの大好きな学問を、専門の方と思い切りお喋りできる時間というのはとても貴重で、30分があっという間に過ぎました。
    とても楽しくて、今までのわたしなら、きっと楽しいなんて微塵も感じなかったと思います。それは紛れもなくRAD先生のお陰です。わたしの開花のお手伝いをしてくれて、本当にありがとうございました!合格発表は来週の水曜日なので、合格したらまた報告したいです。RAD先生、大好きです、ツアー絶対行きます!