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告白

私の夢は生徒会長になって、学校を一人でも多くの人が楽しい、好きだと思える学校にすること。
それは、学校がこの先もずっと続くこと。

いじめられるような、弱い位置にいて、笑われるような位置にいた自分を変えたかった。
自分の入りたかった中学に合格して、入ることができた。
小学生のときから、弱い自分でも意見を言ったり、アイデアを考えるのは得意だった。生徒会、というものに漠然とあこがれていた。
絶対後悔しない学校生活を送ろうと思って、機会があれば全部挑戦してきた。
今までの自分には無理だと考えられたことも。
でも、自分の中には、全校生徒の中で、一番学校を愛しているのは自分だ、という確信があった。
中1で代表委員になって、中2で生徒会に入って本当に学校を作り上げていくのは楽しいと思った。もっともっと、楽しくしたいと思った。ここでは語りきれないほどの思い、で。
何もかも、学校のおかげで自分はここまでこれた。
一番大切なもの、それは学校の仲間だと。学校、だと。
学校がなかったら、私の中には何もない。

泣き虫で頑固な自分を封じ込めたと同時に、自分の感情を素直に表現することも封じ込めてしまっていた。どんなに感動しても、自分の中の何かがふたをつくって、泣くことを阻止していた。泣いたら全て負けだと思っていた。
3年半、感動しても悲しくても、泣けなかった。
自分で、泣いていいんじゃないのと思っても、泣けなくて、正直、辛かった。

そんな今年の夏、君の名は。を部活の友達と見に行った。
泣いた。

自分の気持ちに素直になれて、良かった。

そのどれも、仲間も、経験も、みんな学校で見つけて築けたもの。
学校=自分

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