どうしようもなく薄いガラスが割れるように 流れて欲しくない涙が溜まりに溜まって いつ、たぷたぷになっても不思議じゃない時 頑張って堪えて耐えて耐えて それでも 例えば 魚の焼ける匂いとか 例えば おかえりという言葉とか そんなふとした時に ぽシュンと外れて 昨日の雪に染みてゆく